現金VSキャッシュレス徹底シミュレーション!「現金派」は一年間で3万円以上損してる!?

日々の支払い、まだ現金でやっていませんか?

キャッシュレス還元などよく目にする機会がありますが、果たして現金とキャッシュレスで1年間生活すると、現金派はどれだけ「損」するのかファイナンシャルプランナーに聞きました。

 

現金払いのデメリット・キャッシュレスのメリットって?

まず、現金払いとキャッシュレスではどのような点が違うのでしょうか?
改めておさらいしてみましょう。

現金派はどれくらい「損」しているのか徹底シミュレーション!

それでは、現金払いとキャッシュレス、比較するとどれくらいの金額を損することになるのでしょうか?
それぞれの場合で生活費の支払いや送金など、さまざまなシーンを比較した結果、現金派は年間で合計35,080円の損をしていることがわかりました!

詳しく見ていきましょう!

※キャッシュレスの支払い方法には下記を想定します。
・クレジットカード
・デビットカード
・スマホ決済
・QRコード決済
・電子マネー

 

1.現金派はポイント還元約25,800円分を「損」している!

まずは現金払いだと受けることができないキャッシュレス払いの『ポイント還元』がどれだけあるのか、仮に20代後半の独身女性・Aさんの場合の1ヶ月の支出で具体的な差額を出してみましょう。

上記のように、すべての支払いに現金を使用した場合と、すべての支払いに還元率1.0%のクレジットカードを利用した場合を比べると、1ヶ月で2,150円、1年間で25,800円(2,150円×12ヶ月)も損をしていることがわかりました!

これが3年、5年、10年…と続くことを考えると、現金払いからキャッシュレスに変えることがお得なことがわかりますね。

さらに、2019年10月の消費税引き上げに伴い施行されたキャッシュレス消費者還元制度は、対象のお店でキャッシュレス払いをした場合に限って最大5%の還元がされます(2020年6月30日まで)。

通常のポイント還元にこのキャッシュレス消費者還元も加えると、キャッシュレス決済の還元率はとても大きなものに!

 

2.現金派はATM手数料で年間7,920円「損」している!

次に、ATMでの預金引出しを週1回利用した場合の手数料を計算してみました。

仮に月に4回(平日日中に2回、それ以外に2回)を引き出すと年間7,920円の手数料がかかっていることになるんです!

 

3.現金派は銀行送金で年間1,360円「損」している!

飲み会の代金や遠方の友人へのお祝いの品代金などを、お友達同士で割り勘をして、あとから銀行振り込みを利用するシーンってありますよね。
最近、ゆうちょ銀行では同じゆうちょ銀行口座同士であっても手数料がかかる形に変更されたことをご存じですか?
他の銀行でも手数料は値上がりする傾向にありますので、今後他の銀行でも同様の流れがあるかもしれません。

仮に3ヶ月に1回送金を行ったとして、銀行を利用した送金と、電子マネーを利用した送金を比較すると、手数料に年間1,360円もの差が出るんです!

<まとめ>

現金払いをメインとした生活ではポイント還元や、ATMの引出し手数料、送金手数料などで、実は損をしていることがよくわかりますね。
1回の金額は小さいと思っていても、年単位で考えると大きな金額を損していることになっているかもしれません。
また、安倍内閣は2027年6月までにキャッシュレス比率を倍増し、4割程度とするという具体的な数値目標を揚げています。
今後さらに普及していくキャッシュレスをメインの決済手段として検討してみてはいかがでしょうか?

 

▼本記事の監修者